猫と生活するためのコツが知りたい

猫を飼おうと決めたはいいけど、どうすればいいのか悩んでいる人もいるかもしれません。猫と一緒に生活するための何かコツはないのでしょうか!コツ、ありますよ。意外と簡単です。猫の習性を理解すればすぐにわかります!

まず、人間も猫も快適に暮らせる空間をつくることが大事ですね。人間が住んでいる空間に猫がやってくるわけですから、まずは猫にとってストレスにならず、安心していられる場所を提供してあげましょう。猫はうるさいのが苦手です。例えば子供がいるおうちなら、子供の友達が遊びに来て、ワーワー騒がしい場所と猫を一緒にするのはやめましょう。なるべく猫が静かにできる空間をつくってあげることです。猫は一日の大半を寝て過ごしています。安心できる寝床がなければストレスとなってしまうことを覚えておいてください。

逆に、猫を家に迎え入れたことで、人間にストレスがかかってしまうのも問題です。子猫の場合は特に気を付けるようにしましょう。乳離れしていないあまりにも小さい猫の場合だと、2~3時間おきに哺乳瓶をつかって授乳しないといけません。慣れていない人はこれだけで疲れ果ててしまうでしょう。子猫を迎え入れるのは最低でも2ヶ月くらいたって、離乳食が食べられるようになってからのほうがいいでしょう。

猫と暮らす大きなコツは、猫の好きなようにさせてやるということです。猫は元々単独で生活する習性があるため、放っておいてもさほど問題はありません。もちろん食事やトイレの掃除など最低限の世話は必要ですよ。逆にいつもべったりされると嫌がります。子猫から飼い始めて、母猫だと思われている場合は、どこに行くのもついてくる、なんてこともありますけどね。

猫はかまってほしいときや、遊んでほしいときは自分からアピールをしてきます。一緒に暮らしていると、猫が何を求めているのか理解できるようになるので、「遊んでアピール」があったら全力で遊んであげましょう。猫は何時間も遊ぶ動物ではありません。ある程度遊んでもらって自分が満足したらさっさと次の行動にうつります。たいていの場合は、お気に入りの寝床に行って寝るか、お気に入りの場所でくつろぐなどですね。家の中には、外が見られるよう、窓辺にキャットタワーや窓枠の高さに合わせた台を置いてあげましょう。このようなお気に入りの場所がいくつかあることで、猫は自分の好きな場所でくつろぎます。くつろいでいるときは誰にも邪魔されたくないはずです。

寒くなったらコタツの中に入ったり、寝ている布団の中に入ってくることもあります。暑いときは涼しいフローリングの床の上でダラ~っと伸びていることもあるでしょう。人間から見たら「なんでそんなところで寝てるの?」って不思議に思うかもしれませんが、猫にとってはいちばん快適な場所なんですね。ムリに違う場所へ移動させたりせず、好きなようにさせてあげてください。

猫と生活するコツは、とにかくかまいすぎないこと。好きにさせておくこと。ぶっちゃけ放置していてかまいません。そのかわり、何かをアピールしてきたらそれには全力で応えてあげること、です。猫のアピールが何なのかは一緒に暮らしていくうちにだんだんと理解できるようになります。お腹が空いているのか、遊んでほしいのか、なでてほしいのか、一緒に添い寝してほしいのか、表情や鳴き声、行動などですぐにわかるようになります。猫にとっても人間にとってもストレスになることのないよう、コツを覚えて楽しい猫生活を送ってください!