猫に好かれる人と嫌われる人、何が違うの?

ノラ猫とばったり遭遇!誰しも一度は経験したことがあるでしょう。そんな時、シャーっと威嚇して怒られたりする人もいれば、ジーっと見つめられた後、足元をスリスリされる人もいるでしょう。怒られた人にしてみれば「目が合っただけで何もしてないのに・・・。」と思うでしょうね。同じ猫でこうも態度が違うのか!と、不思議に思うことってありませんか?猫にとって同じ人間でも、好きな人と嫌いな人がいるんですね。

では、猫に嫌われる人ってどんな人でしょう?猫は大きな音が大嫌いです。大声で話しかけられたり、大きな足音でこちらに向かってくる人は大嫌いでしょうね。ワーワー叫ぶ子供やギャーギャー泣く赤ちゃんも嫌われちゃいます。男性の低い声も猫は苦手なようです。猫にとっては、女性の高い声のほうが心地いいようですね。急におどかすようなこともしちゃいけません。ビックリして逃げちゃうので、大きな音は厳禁と心得ておきましょう。

そのほか、猫が可愛いからといってジーット目を見開いたまま見つめていませんか?ネコ科の動物は、ジーット見つめあうのは喧嘩を意味します。人間がジーット見つめてくるということは、喧嘩を吹っかけられていると思ってしまうんですね。喧嘩を吹っかけられたわけですから、シャーっと威嚇するのも当然といえば当然ですね。そして、嗅覚の優れた猫はきついニオイが苦手です。香水をぷんぷんつけている人、ニオイのきつい整髪料はもちろんのこと、柑橘系のすっぱいニオイ、肩こりやかゆみ止めのようなスーッとするニオイがする人も嫌われる可能性大です。

反対に猫に好かれる人とはどんな人でしょうか?先に挙げたような嫌われる要素を持っていない人がまず前提です。猫を見つけたからといって、急に猫目指して走り出したりしない、とにかく猫にいきなり近づかないこと。目が合ったらジーッと見つめるのではなく、ゆっくり瞬きをするか目をそらす。猫を見下ろすのではなく、猫と同じ位置までしゃがんで、静かにゆっくり近づく。この時点で猫が逃げなければ、「近くにいていいよ」と、猫のお許しがでたと思っていいでしょう。敵じゃないと判断されたはずです。

ちなみに、猫同士のあいさつは鼻と鼻をツンっとくっつけてお互いの存在を確認します。(通称:鼻つん)近くまで寄って逃げなければ、そーっと指を猫の鼻に近づけてみてください。鼻と自分の指がふれたらあいさつ成功!だと思っていいでしょう。あいさつが成功したら、人間の存在を認めてくれたことになるので、あとは静かに頭などをなでてみましょう。ここでも慌てちゃいけません。とにかくゆっくり静かに手を頭にのせてみましょう。機嫌がいい子なら、自分から頭を突き出してくるはずです。「頭なでで」と。

それだけではなく、猫にはテレパシーがあって、「猫好きの人、猫嫌いの人は勘でわかる」とも言われています。自分のことを嫌っているのか、好きなのか瞬時に判断できるようで・・・。ホントかウソはわかりませんが、なんとなく当たっているんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。自分を見つめる目で判断しているんじゃないかと思いますね。人間同士でも相手が自分に対して、敵意をもっているのか好意をもっているのか、なんとなく目でわかったりしますよね。それと同じで、この人は自分に敵意があるのか好意的なのか、動物の勘がはたらいているんじゃないかと思いますね。